白い濁り湯について
温泉の醍醐味のひとつが、この白い濁り湯かと。
温泉好きな方もそうでない方も、自ずと感動してしまう温泉ではないでしょうか。
さて、そんな全国の白い濁り湯をご紹介。
(ただ、私が行ったところでかつ、記事を書いたところだけですので、その他にも多数ございます。)
なぜ白く濁るのか?
・多くは硫黄(硫化水素)によります。
硫化水素(H2S)は気体で、基本火山性の温泉地の温泉に多く含まれています。
その温泉が湧き出して(湧き出しだ時は無色透明の湯)、空気に触れることにより、
化学変化が起こり、硫黄分(S)が徐々に粒が大きくなります(コロイド化)。
この粒(コロイド)が大きくなるにつれ、全ての色の光を反射(ミー散乱)することにより、
白く見えるようになります。
ミー散乱とは、雲が白く見える原理と同じだそうです。
実際、白濁した温泉にはいりますと、確かに白い粒々が確認されます。
遠くから見たらお湯が白くなっているように見えますが、無数の白い(白く見える)粒に
より、白い濁り湯となります。
・他にカルシウムを多く含み、その他の色の変化に影響する成分が少ない場合も白濁
するようです。
(長野県・白骨温泉等)
また、高濃度の重層泉(ナトリウム‐炭酸水素塩泉)の場合も、白濁するようです。
(愛媛県・石鎚山温泉等)
ということで、白い濁り湯といっても、温泉により様々。
また、同じ白い濁る温泉でも新鮮な場合は濁らずに透明のままの場合があります。
また、同じ温泉でも日によっては白でもグレーっぽい場合、青っぽい場合等一概に白といっても様々です。
そう、まさに温泉は一期一会。
お好みの白い濁り湯の温泉を探してくださいませ。
温泉は一期一会
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